美しい髪のために

髪のしくみ
髪は表面を覆うキューティクル、その内部を構成するコルテックス、さらに中心はメデュラといわれます。
これらはすべて大部分がタンパク質で、残りが私室とメラニン色素で構成されています。
髪の毛の色の決め手となるメラニン色素はコルテックスの部分に含まれています。
髪の見た目で、ツヤあるすべすべした印象を受けるのは、表面のキューティクルが光を反射しているためです。
髪内部のタンパク質やメラニン色素が流れ出てしまい、空洞が多くなると、光が散乱してしまうため、透明感や立体感が感じられなくなることになります。
流出を防いでいるのは、うろこ状に表面を覆っているキューティクルです。
キューティクルが傷んでささくれてしまうと、大切な要素の流出、光の反射が鈍くなり、パサついた感じになってしまいます。
そして、必要な栄養素は、頭皮の内部の毛母細胞になり、分裂、増殖し、髪へと成長するので、頭皮へのケアも重要です。
ヘアケアの基本
美しい髪を作り出すためには、健康な頭皮をキープすることが基本です。
髪は最表面にありますから、外気の汚れやほこりを吸着しやすいので、清潔に保ってあげることが大切です。
でも、洗うたびに髪を構成するタンパク質であるアミノ酸が溶けだしてしまいますので、パサつきが気になる方は、アミノ酸系のシャンプーを取り入れてみるのも良いでしょう。
その際は、泡立てたらすぐ洗い流すのではなく、1~2分置いて、吸収を促してから流すようにします。
洗髪後、頭皮マッサージを取り入れると、血行もよくなり、抜け毛予防にもつながります。
その後、髪一本一本に浸透させるイメージでトリートメントを塗りこみます。
パサつきが気になる方は、ヘアオイルを取り入れても良いでしょう。
塗布するときには毛先から、根元に向けて徐々に上げていきます。
この時、こめかみ周りには付けません。
そして、粗めのクシでなじませた後、ドライアーでしっかり乾かします。